住友林業っぽい家」をつくるためのポイントは?イメージの近いハウスメーカーも紹介

住友林業っぽい家」をつくるためのポイントは?イメージの近いハウスメーカーも紹介

「住友林業の家にあこがれてはいるけれど、予算が合わない」「予算を抑えて住友林業っぽい家に住みたい」

そんなふうに考えている方は、「他メーカーで住友林業っぽい家を建てる」のも、ひとつの方法です。

家づくりに「住友林業らしさのポイント」を取り入れることで、住友林業ではなくても、住友林業っぽい家になります。

この記事では、「住友林業らしさのポイント」を紹介します。予算を抑えて住友林業っぽい家づくりを実現したい方は、ぜひ参考にしてくださいね!

住友林業の特徴

「住友林業っぽい家」を目指すなら、まずは本家の魅力をしっかり押さえておきたいところです。もちろん細かいこだわりはたくさんありますが、いちばん「住友林業らしい」と感じるポイントを3つに絞ると、次のようになります。

  • 木の素材感
  • 大開口の開放的な間取り
  • ナチュラルで高級感のある佇まい

まずひとつ目は、木の素材感です。柱や床だけでなく、天井や軒下など、目に見える場所に本物の木をふんだんに使っています。

住友林業の我が家

二つ目は、大開口の間取り。「BF工法」という住友林業オリジナルの工法によって、壁や柱の数が少ない家づくりがかなうため、開放的な住まいが実現します。

ナチュラルで高級感のある佇まいのリビング

そして三つ目はナチュラルで高級感のある佇まい。奇をてらった派手さではなく、木の質感やていねいな造作によって、さりげなく上質さがにじみ出るような外観・内装が魅力です。

ナチュラルモダンなリビング

これらを意識して家づくりをすることで、住友林業らしさにぐっと近づきます!

「住友林業っぽい家」を再現するコツ【内装部】

家づくりでは、使用する素材や色合い、形などのちょっとした選び方が、仕上がりに大きな影響を与えます。

ここでは、住友林業らしさを感じさせるための具体的な内装の工夫をご紹介します。

床は無垢材を使う

住友林業の家といえば、やはり「木」の質感が印象的です。標準仕様で無垢材のほかに挽板を選ぶことができます。

住友林業のフローリング
画像参考元:住友林業クレスト

住友林業の挽板は本物の木に近いリアルな仕上がりになっていますが、他メーカーで同じ質感を出すのは難しいかもしれません。そのため他メーカーで「住友林業っぽい家」を建てるのであれば、無垢材の採用が無難です。

おすすめはナラ・オーク・ウォールナット。これらは落ち着いた色合いで、住友林業らしい上品な空間に仕上がります。床材は家全体で統一し向きも揃えると、視線が自然につながり広く見せる効果も生まれますよ!

天井

住友林業では、下がり天井や木質天井を使って空間にメリハリを出すケースが多く見られます。

住友林業の下がり天井や木質天井
画像参考元:住友林業

さらに、天井の縁にコーブ照明(間接照明)を仕込むことで、やわらかく光が広がる上質な雰囲気に。こうした照明演出も、住友林業らしさを高めてくれます。

なお天井高は2400mmが標準となっており、一般的な住宅よりやや高めです。天井が高いことで住友林業ならではの開放感を演出できるので、住友林業っぽい家を目指すのであれば、同じくらいの高さに設定しておくと良いですね!

キッチン

住友林業では、フルフラットタイプのキッチンを採用するケースが多いため、住友林業っぽい家を目指す方は、優先的にフルフラットキッチンを選ぶと良いでしょう。

住友林業のキッチン
画像参考元:住友林業

さらに、キッチンカウンターや腰壁などでキッチンを隠さないことや、全面収納を選ぶこともポイントです! すっきりと物の少ないキッチンをあえて見せることで、リビングの顔となる存在感を演出します。

壁紙(クロス)

壁紙も、空間の印象を大きく左右する要素です。住友林業の家に合うのは、自然素材系のクロス。リネンや和紙風の質感が、木のぬくもりと調和します。

住友林業のクロス
画像引用元:住友林業

また、壁紙の種類は違うデザインをいくつも選びすぎないことも大切です。我が家では3種類に絞りましたが、これだけでも十分に変化はつけられました。

建具・窓

住友林業の家では、ハイドア(天井まで届くドア)が標準採用となっています。空間をより広く感じさせるのに、効果的です。素材はもちろん木目調!

住友林業の建具
画像参考元:住友林業クレスト住友林業

そして窓についても、ハイサッシ(縦に大きな窓)が定番です。窓枠の色は黒が人気で、住友林業の家に多い、木目やホワイト系の家財や壁紙・床などとも相性が◎。

住友林業っぽい家にするなら「ハイドア(木目)・ハイサッシ(窓枠は黒)」を取り入れてみてくださいね。

間取り

住友林業らしさを出すなら、間取りはとにかく開放感を重視しましょう。

ナチュラルモダンなリビング

リビングはできるだけ広く設けて、大開口の窓で外の景色を室内に取り込むようにしたり、リビングとウッドデッキをつなげて、家の中と外の境界を曖昧にしたり。

そのほか吹き抜けや高天井などの開放感ある間取りの採用も、「住友林業っぽい家づくり」を実現する上で、有効な方法です!

巾木

見落としがちな部分ですが、巾木にもこだわると仕上がりに差が出ます。

住友林業の幅木
画像引用元:住友林業クレスト

住友林業では、標準で約3cmの細めの巾木が採用されることが多く、さらにこだわるなら1.3cmのミニ巾木も選べます。

一般的な住宅では4〜10cmの巾木も多いため、住友林業っぽい、より繊細ですっきりした印象を目指すなら、なるべく細いものを選ぶのがポイントです。

全体的な質感は「マット」を優先

住友林業の家は、ツヤのある素材よりもマットな質感がよく合います。

マットな質感のフローリング
画像引用元:住友林業

床やドアなどの木部はもちろん、キッチンの面材や家具、壁紙まで全体的にマットで落ち着いた素材を選ぶことで、統一感が生まれ、空間に上質な雰囲気が広がります。

手ざわりや光の反射までていねいに考えると、より住友林業っぽい空間になりますよ。

「住友林業っぽい家」を再現するコツ【外観部】

外観の印象も、その家のイメージを左右する大きな要素です。

ここからは、住友林業っぽい家に近づくための、「外観のコツ」をご紹介します。

屋根

住友林業の家でよく採用されているのは、陸屋根(フラットルーフ)や片流れ屋根、切妻屋根などのシンプルな屋根デザインです。

住友林業の屋根の種類
画像参考元:住友林業

どれも垂直ラインが美しく、住友林業のナチュラルで高級感ある外装材と調和します。とくに陸屋根や片流れは、住友林業っぽい「和モダン」な家づくりをしたい方におすすめです。

外壁

外壁は「吹き付け仕上げ」にすると住友林業らしい高級感が出ます。

住友林業の外壁

ただし、吹き付けは施工の手間がかかる分、費用が高くなりやすいため、他メーカーではあまり積極的に提案されないこともあります。

「住友林業っぽい家」を目指すのであれば、吹き付けの外壁を、こちらから提案してみましょう。

また、吹き付け外壁の素材感をより強調するために、外側に必要以上に窓を取り付けない設計にするのも、住友林業らしい家づくりにおいて効果的です。

軒を強調して家を作る

住友林業の外観で特に印象的なのが、木の軒です。

住友林業の我が家の木質軒天

この木の軒があることで、家全体の印象が引き締まり「ワンランク上の家」の雰囲気がより色濃くなります…!

ぜひ、住友林業っぽい家づくりを行う際には、木の軒天を採用してみてください。なお住友林業では、標準で軒の長さが75cmありますが、より長く設計するとさらにかっこよくなりますよ!

「住友林業っぽい家」を建てるメーカー一覧

「住友林業で家を建てたいけど、予算が足りない…」

そんなときは他メーカーの家づくりをチェックしてみましょう!

住友林業より坪単価を抑えて、住友林業っぽい家をつくれるハウスメーカーをご紹介します。

古河林業

古川林業の家
画像引用元:古川林業

同じ「林業」を社名に掲げる古河林業は、住友林業と同じく、自社で木材の生産から管理まで行っています。

そうしたこだわりの木材を使って採用されている「木造軸組工法+モノコック構造」によって、間取りの自由度が高い点も「住友林業っぽい家」づくりをする上でポイントとなります!

坪単価は住友林業より控えめなので、コストを少し抑えつつ本物志向の木の家を目指すなら有力な選択肢です。

アキュラホーム

アキュラホームの家
画像引用元:アキュラホーム

アキュラホームは大開口や吹き抜けの設計が得意なメーカーです。

木造軸組みに独自の耐震技術を組み合わせ、開放感と安全性を両立させています。標準仕様でも天井高は2400mmと高めに設定されるため、大開口サッシと組み合わせることで、住友林業っぽい伸びやかな空間をつくれます。

また、床材の標準仕様は突板フローリングですが、木目が豊かで無垢材っぽさを感じられるのも、嬉しいポイント!

アイ工務店

アイ工務店の家
画像引用元:アイ工務店

アイ工務店は設計の自由度とコストパフォーマンスを両立できる点が特徴です。

30坪程度で坪単価約30万円台〜というお手頃価格でありながら、住友林業で経験を積んだ設計スタッフからの提案も受けられる…という話もあります。

オプション対応も柔軟なので、こだわりを細部まで反映しやすいのもポイントです。

地元工務店も検討しよう

住友林業っぽい家づくりを行う際は、大手メーカーだけでなく、地元の工務店も候補に加えてみるのがおすすめです。

地域に根付いた工務店は、大手では出せない細やかな対応をしてくれることが多くあります。

住友林業のBF(ビッグフレーム)工法の実現は、少し難しいかもしれませんが、国産材や無垢フローリングをはじめ、吹き付け外壁・ハイサッシなどの要素を取り入れてくれる工務店を選ぶことで、住友林業っぽい家をつくれる可能性は十分にあります!

「地元の工務店といっても、ピンからキリまであるし…」「おしゃれな家づくりができる工務店が近くにあるかどうかわからない」という場合は、アドバイザーサービスを活用するのがおすすめです。

以下のサービスでは、専属のコーディネーターに予算や叶えたい要望を伝えることで、ぴったりのハウスメーカーや工務店をピックアップしてもらえ、来場の予約までもしてくれます。利用料は無料なので、予算にあった提案を受けてみたい方はぜひ活用してみてくださいね。

おすすめサイト
https://asplay.biz/link.php?i=pi0weu2qsmtm&m=mhxkogc83xjk

まとめ|「住友林業っぽい家」はポイントを押さえることでつくれる!

ここまでご紹介したポイントを押さえれば、予算や工務店が異なっても住友林業らしい住まいに近づけます。

さらに古河林業やアキュラホーム、アイ工務店など、坪単価を抑えながら住友林業風の要素を取り入れやすいメーカーもチェックして、理想の家づくりを進めてみてください。

憧れの木の温もりが溢れる上質な住まいを、予算の範囲で叶えられると良いですね!