安く家を建てる方法とは?基本的なコツと業界経験者が教える10の裏技

住友林業 家を安く建てる方法

家づくりは、人生で一番大きな買い物と言われるほど高額です。そのため「できるだけ安く建てたい」と思うものですよね。

しかし具体的にどうすれば費用を抑えられるのか、分かりにくい部分も多く、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、誰でも実践できる基本的な節約方法から、住宅業界出身者だから知っているちょっとした裏技まで、安く家を建てる方法を幅広く紹介します。

外観や間取りの工夫から、契約や交渉のテクニックまで知っておけば、数十万円〜数百万円単位の違いが出ることもあります。

これから家づくりを検討する方は、ぜひ参考にしてくださいね。


住友林業で費用を抑えて家づくりを検討している方は、紹介制度の活用がおすすめです。

紹介制度とは、住友林業で家を建てる際に既存オーナーからの紹介を受けることで、契約時に特典や値引きが適用される仕組みです。

値引率は紹介者自身が家を建てたときの値引率と比例しており、僕の場合は数百万円単位の値引きが適用されているため、高い値引きが期待できます

さらに、僕からの紹介であればデザイナーレベル以上の設計士を必ず担当につけられるのも大きなメリットです。優秀な設計士が担当することで、外観や間取りの完成度が高まり、同じ予算でもより満足度の高い家づくりが可能になります。

住友林業で安く家を建てたいと考えている方は、ぜひ活用してください。

安く家を建てるための一般的な方法!

家を建てる費用のイメージ

家づくりの費用は「間取り」「仕様」の選び方によって大きく変わります。

しかし初めて家づくりをする方にとっては、どこでコストが上がるのか分かりにくいもの。ここでは、誰でも実践できる基本的な節約方法を紹介します。

外観は箱型のシンプルな形状を意識する

建物は凹凸が多いほど材料費や工事費がかさみます。そのため安く家を建てるのであれば、長方形・正方形などシンプルな形にするのがベスト!

家の形状に凹凸がなくなることで、外壁や屋根の施工も効率的になりコストを抑えられます。

見た目はシンプルでも、植栽や外構でデザイン性を高めることができますよ。

2階建てを選ぶ

同じ延べ床面積でも、平屋より2階建ての方が基礎や屋根の面積が少なく済むため割安です。平屋は人気ですが、費用重視なら2階建てを検討したほうが良いかもしれません。

個室の少ない間取りにする

家づくりのイメージ

部屋数が増えると壁やドア、収納の仕切りなどのコストも上がります。リビングを広く取り、個室を必要最低限に抑えることで建築費を抑えられます。

水回りは一箇所にまとめる

キッチン・洗面所・浴室・トイレなど水回りはまとめて一箇所に配置すると、配管が短く済み施工コストを削減できます。

家事動線もコンパクトになり一石二鳥です。

標準仕様の設備だけでプランニングする

一般的な住宅メーカーの標準仕様品は、見た目の豪華さや高い機能性は期待できないかもしれません。しかし日常で使用する分には不便がないように設計されています。

オプションを多くつけるとあっという間に数百万円アップするので、まずは標準仕様で検討してみるのがおすすめです。

シンプルで勾配の少ない屋根を採用する

複雑な屋根形状は見栄えは良いですが、施工も難しくコスト増につながります。

片流れや切妻など勾配がシンプルな屋根を選ぶことで、材料費と施工費の両方を抑えられます。

セミオーダープランを検討する

完全注文住宅よりも、あらかじめ間取りや仕様が決まっているセミオーダー型のプランの方が、設計費を抑えられます。希望を叶えつつコストダウンしたい方に向いている方法です。

【住宅業界出身者が教える!】安く家を建てる方法・裏技

家づくりの裏技のイメージ

ここからは、僕が業界で働いていた経験や、実際に施主として家を建てたときに実行した家を安く建てる「ちょっとした裏技」を紹介します。

一般的な節約術とは違い、あまり知られていない方法も多いと思います。知っておくだけでも家づくりの強い武器になるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

【裏技1】仲介手数料を無料にする

土地を購入するとき、通常は物件価格の約3%+6万円+消費税の仲介手数料が発生します。たとえば3,000万円の土地ならおよそ100万円です。

100万円あれば造作洗面台や床暖房の設置などができるので、結構大きな金額ですよね。

実は「仲介手数料無料」や「割引」を掲げる会社もあります。最初はハウスメーカーに土地を探してもらい、候補が決まったら仲介手数料の安い会社にシフトするのも、ひとつの方法です。

ハウスメーカーに”うーん…”と思われる可能性はありますが…。

しかしハウスメーカーによっては「仲介手数料が無料な他社に土地探しをお願いしようかと思っている」と交渉すれば、「それならうちも」とゼロ円にしてくれる場合もあるので、一言相談してみるといいですよ。

【裏技2】施主支給で設備を購入

僕自身も検討した方法ですが、給湯器や照明、タイル、エアコンなどを自分で購入して、施工だけをハウスメーカーにお願いすることも可能です。

これらの設備はネットや量販店で購入すれば、数十万円安くなることもあります。

注意点は「施主支給に対応できる住宅メーカーかどうか」を事前に確認しておくこと! 対応可能なら、自分の目で商品を選べるので、ミスマッチも減ります。

【裏技3】外構工事は施主手配

我が家の中庭

ハウスメーカー経由の外構工事は、10〜20%ほど手数料が上乗せされることが多いです。しかもデザインがいまひとつ…というケースもあります。

こちらも外構だけ専門業者に直接依頼すれば、費用面でもデザイン面でも、満足度が上がります。

ただし銀行ローンを利用する場合は注意が必要です。

金融機関によっては「外構工事も請負契約書に含めてほしい」と言われることもあるので、事前に確認しておきましょう。

【裏技4】契約日にサービス品をお願いする

不動産営業をしていたときによく経験したのですが、契約直前は営業側が最も断りにくいタイミングです。

ここで「エアコンを1台サービスしてほしい」など具体的にお願いすると、応じてくれるケースもあります。

費用の値引きは稟議承認が済んでいるため難しいですが、じつは物やサービスなら対応可能なことが多いのです。ちょっと図々しいくらいでも、契約直前のタイミングなら意外と通ります。

【裏技5】来場プレゼントやポイントを活用

住宅展示場やモデルハウスでは、来場特典として商品券や家電をプレゼントしていることがあります。金額は数千円〜数万円と小さく見えますが、複数回訪問すれば合計で数十万円相当になることも!

僕が知る限りでは、ドライヤーや自転車が特典になった例もありました。

もちろん「プレゼント目当て」ではなく本気で検討していることが前提ですが、家づくりを計画している方にとっては正当な節約テクニックです。

【裏技6】宿泊体験に参加する

宿泊体験のイメージ

ハウスメーカーが展開している「宿泊体験」は、実際にそのハウスメーカーの建てた家(モデルハウス等)に泊まれるイベントです。

住み心地を確認できるだけでなく、参加特典として食事や商品券がもらえることもあります。

ハウスメーカー側としても「真剣に検討してもらえる」人へのサービスなので、ありがたく利用しましょう。

【裏技7】契約金を少なくして契約

契約金は100万〜200万円が一般的ですが、一括ではなく後払いでOKなこともあります。

「後払いにしたところで結局全額支払うなら、節約にはならない」と思うかもしれませんが、遅く支払うことで、その間に支払い予定だった契約金を運用にまわすことができます。

たとえば1月頭に支払い予定の契約金100万円のうち、10万円だけを支払い「残りの90万円は建築が完了したタイミングの7月末に支払う」とした場合、90万円を7か月運用できるのです。

7か月の間にわずかでも利益を出すことができたら、その分が実質的な節約になります。

【裏技8】契約書はコピーを所持 or 印紙代折半を提案する

不動産の契約書は、基本的には不動産がコピー、買主が原本を所持します。

原本の契約書には収入印紙(1万〜1.5万円程)が必要です。その負担は、通常は原本の持ち主、つまり買主負担となります。

収入印紙代を節約する方法として「自分はコピーでOKなので、原本はそちらで所持してほしい」と交渉してみるのもひとつの手です。

原本の所持者が不動産会社になれば、買主が印紙代を負担する必要性はなくなります。

もしくは、印紙代の折半を持ち掛けてみるのもアリ!

ただし金融機関によっては契約書のコピーでは融資を許可しないケースがあるため、事前に銀行に問い合わせておいた方が良いでしょう。

【裏技9】支払いサイクルを変更する

支払いのイメージ

建築費の支払いは「着工時」「上棟時」「完成時」に分けるのが一般的ですが、「完成時一括払い」にできれば、金利の発生を遅らせられます。

場合によっては20万円前後お得になることもあるため、可能であればぜひ取り入れてほしい方法です。

ただし大手のハウスメーカーは、この支払いサイクル変更の交渉に応じてくれないケースもあります。中小の工務店や中堅ハウスメーカーなら、対応してくれる可能性が高くなるでしょう。

【裏技10】契約時のオプション額を多めにして値引きを額で取る

テクニカルですが効果的なのが、契約時に不要なオプションも含めて多めに盛り込み、高額契約を作ったあとでオプションを減らす(減額する)やり方です。

例えば3,800万円の契約にして380万円の値引きを確定させ、後で不要なオプションを減らしたとしましょう。オプションを減らし3,200万になったとしても、380万円の割引がそのまま残ってるいれば、10%以上の値引きになります。

こうした交渉は営業にとって頭が痛いですが、施主にとっては大きな節約テクニックです。

ポイントは、「率」ではなく「額」で確約してもらうこと。「率」ですとオプションを減らした後の金額を基準として値引きが成立されてしまうため、意味がなくなります。

「率でしか値引きできません」と言われたら、やはり融通が利きやすい「品物」のサービスを交渉してみるのもおすすめです!エアコンやアイアンバーなど、金額が大きくないものを、カードにしてみましょう。

安く家を建てる際の注意点

注意のイメージ

家づくりの費用を少しでも抑えたいと思うのは自然なことですが、交渉や節約には注意も必要です。短期的には得をしても、結果的に損をしてしまうケースもあります。

ここでは代表的な注意点を紹介します。

交渉はモラルに注意する

値引きやサービスを求めるとき、多少強気にいくのは大切です。

しかし脅しや無理な要求など、モラルを欠いた交渉はしないように注意しましょう。

ルールを無視して約束を反故にするような行為は、信用を失うだけでなく、工事やアフターサービスなど、家を建てたあとの暮らしに悪影響を及ぼす可能性があります。

節約はあくまで、住宅メーカーと施主のお互いが納得できる範囲で行いましょう。

ハウスメーカーとの付き合いはその後も続くことを考慮する

家は契約したら終わりではなく、完成するまで、さらに引き渡し後のアフターサポートまで、担当者との付き合いは続きます。

交渉で険悪になりすぎると、その後のやり取りがぎこちなくなり、不利益を被ることも。

節約のために強引に進めるのではなく、良好な関係を築きながら交渉することが大切です。

間取りやプランによる節約はランニングコストに注意

「シンプルにしてコストを下げる」のは有効ですが、度が過ぎるとランニングコストが上がる場合があります。

たとえば断熱性能を落とせば建築費は安くなりますが、冷暖房費が高くなってしまいます。水回りの配置を極端に削れば利便性が落ち、将来のリフォーム費用が膨らむことも。

短期的なコストだけでなく、長く住むうえでの維持費や快適性まで考えて節約方法を選ぶことが大切です。

まとめ|「安く家を建てる方法」を活用し費用に余裕を持って新生活スタート!

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。そのためできるだけ安く建てたいという気持ちは誰もが持つと思います。

しかし「どこまで交渉していいのか」「実際にやって大丈夫なのか」と迷う場面もあるはずです。

住友林業で費用を抑えて家づくりを検討している方は、ぜひ僕に相談してください。僕からの紹介制度を使えば安心して値引きを受けることができる上に、今回紹介したようなテクニックも含めて、家づくりをサポートできます。

もちろん、担当者との交渉も力になります。

住友林業での家づくりはもちろん、他社との比較検討でも役立つ情報をお伝えできますので、気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。

余裕を持った資金計画で、新しい暮らしを楽しみましょう。