住友林業の断熱性能を解説!標準仕様・UA値・断熱等級からオプションまでまとめました

住友林業の断熱性能を解説!標準仕様・UA値・断熱等級からオプションまでまとめました

「冬は暖かく、夏は涼しい家に住みたい」「光熱費はなるべく抑えたい」

そんな考えから、住友林業の家を選んで大丈夫かどうか、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

住友林業の断熱性能は、「360°TRIPLE断熱」という独自の仕様によって支えられています。

この記事では、住友林業の断熱性に関する標準仕様の内容やUA値・断熱等級の意味、そして実際に住んでみてどう感じるかまでわかりやすくお伝えします

断熱性能はハウスメーカーを選ぶ上で大切な判断材料のひとつです。本当に住友林業の断熱性能で安心して暮らせるのかどうか、自分たちの暮らし方や地域に合わせて考えながら、読み進めてみてください。

目次

住友林業の家の断熱性能は「等級5」以上

住宅事業における製品の安全・品質管理|住友林業

画像引用元:住宅事業における製品の安全・品質管理|住友林業

住友林業の断熱性能は、標準仕様で断熱等級5〜6に対応しています

間取りや採用する窓の種類・サイズによって最終的な数値は変わりますが、多くのプランで等級5以上が実現できる性能です。

「等級5」とは具体的にどのくらいの性能?

断熱等級とは、国が定めた省エネ性能の基準のことで、最低の等級1から最高の等級7まで7段階あります。

その中でも等級5はいわゆる「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)レベル」。国が普及を推進している省エネ住宅の基準をクリアした水準です。

健太郎

2025年以降に新築する住宅には等級4の断熱性能が義務付けられています。等級5はその1ランク上の水準です。

断熱等性能等級 | YKK AP株式会社

画像引用元:断熱等性能等級 | YKK AP株式会社

しかし最近ではさらにその上の等級6をスタンダードとするハウスメーカーも、徐々に増え始めています。そのため住友林業の断熱性能は「頭ひとつ抜けている」というほど、ハイレベルではありません。

UA値は0.4前後

断熱性能の数値として使われるのが「UA値(外皮平均熱貫流率)」です。数字が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを表します。

わが家の住まいのUA値は0.46を実現しています。

画像引用元:断熱等性能等級 | YKK AP株式会社

しかし最近ではさらにその上の等級6をスタンダードとするハウスメーカーも、徐々に増え始めています。そのため住友林業の断熱性能は「頭ひとつ抜けている」というほど、ハイレベルではありません。
UA値は0.4前後
断熱性能の数値として使われるのが「UA値(外皮平均熱貫流率)」です。数字が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを表します。

わが家の住まいのUA値は0.46を実現しています。
健太郎

なお、断熱性能の高さを誇る一条工務店のUA値は0.25。その倍近くの数値にはなってしまいますが、この家で寒さを感じたことはありません。

また、UA値は固定ではなく間取りや窓の構成によっても変わります。そのため住友林業で建てた家の実際のUA値は0.4〜0.45前後になるケースが多いようです。

住友林業の標準仕様で採用されている断熱性能の内容

住友林業では「360°TRIPLE断熱」と呼ぶ断熱仕様を標準採用

住友林業では「360°TRIPLE断熱」と呼ぶ断熱仕様を標準採用しています。これは断熱材と構造材(木)、窓の3つで建物全体を包み込み、まるで魔法瓶のように熱の出入りを抑える考え方です。

また、施工方法にも工夫が凝らされており、断熱材は緩んだり隙間ができたりしないよう、充填されています。

断熱材と構造材(木)、窓の3つで建物全体を包み込み、まるで魔法瓶のように熱の出入りを抑える考え方

画像引用元:住友林業公式

さらに、住友林業が木造住宅であることも断熱性能を高める要因のひとつ。木の熱伝導率はコンクリートの約13倍、鉄の約440倍も熱を伝えにくいとされています。

木の熱伝導率はコンクリートの約13倍、鉄の約440倍も熱を伝えにくい
健太郎

公園のベンチや鍋の取っ手が木製なのも、熱を伝えにくいからです。木が断熱性に優れているのは、昔から人が自然に知っていた話なんですね!

構造材の木材そのものが断熱に貢献しているため、「断熱材+木の構造材+窓」の3つが組み合わさることで、建物全体を切れ目なく断熱できるのが住友林業の強みです。

ここからは、場所ごとの具体的な断熱仕様を見ていきましょう。

外壁:高性能グラスウール24K(厚さ105mm)

住友林業の家の壁に使われているのは「高性能グラスウール24K」

画像引用元:住友林業公式

住友林業の家の壁に使われているのは「高性能グラスウール24K」です。2020年9月の仕様強化で、従来の16Kからグレードアップしています。

高性能グラスウール24Kは繊維の細かさが一般的なグラスウール(10K)の約1/2で、密度は2.4倍。繊維間の空気層が細かく分かれているため、高い断熱効果を発揮します。

また、厚さは105mmあるため、従来の住まいにおける約5倍の暖かさを実感できるとされています。

天井: グラスウール24K(厚さ210mm)

天井には、外壁と同じグラスウール24Kを105mmの2重張りで施工しています。合計210mmという厚みは、旧省エネ基準の家と比べると約7倍の断熱性能です。

健太郎

夏の熱は屋根から入ってきやすいので、天井の断熱が厚いのはとても重要なポイントです!

床下: 押出法ポリスチレンフォーム3種(厚さ100mm)

床下には、グラスウールではなく「押出法ポリスチレンフォーム3種(100mm)」を使用しています。

湿気に強く圧縮強度が高い素材で、地面からの冷気や湿気をしっかりブロックします。

こちらも旧省エネ基準の家と比べると約7倍の断熱性能に相当します。

玄関:高断熱玄関ドア(UA値1.8~2.5)

玄関ドアにも断熱性を考慮した「高断熱玄関ドア」を採用しており、UA値は1.8〜2.5程度。一般的なアルミドアと比べると熱の逃げにくさが格段に上がっています。

健太郎

玄関は面積が小さいように思えても、毎日の出入りで熱が逃げやすい場所。断熱ドアがあることで、家の中の温度を快適に保つことができます。

窓:アルミ樹脂複合サッシ + Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)

標準の窓には「アルミ樹脂複合サッシ」と「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス(ペアガラス)」を採用

標準の窓には「アルミ樹脂複合サッシ」と「アルゴンガス入りLow-E複層ガラス(ペアガラス)」を採用しています。

アルゴンガスは空気よりも熱を伝えにくい気体で、ガラスとガラスの間に封入することで断熱性能をアップ。Low-Eコーティングは夏の強い日差しをカットしながら、冬は室内の熱が逃げにくくなる仕組みです。

健太郎

「樹脂サッシのトリプルガラスのほうが性能が高いのでは?」というのは事実で、それについてはオプションの章で触れます!

参考:住友林業公式サイト

【オーナーのリアルな感想】住友林業の家の実際の暖かさ・涼しさは?

わが家はシンプルな1LDKの構成でリビング横にエアコン1台のみ。プラスで床暖房を入れており、カーテンレスの間取りです。

冬は、日中ほとんど暖房を使うことはなく、窓から差し込む日差しだけでリビングは十分暖かくなります。さらに住友林業の家は蓄熱性が高いせいか、日中にたまった熱が日没後もしばらく残るため、夕方以降も「少し肌寒くなってきたかな」と感じてから、床暖房を入れたりエアコンを弱運転にする程度で過ごせています。

健太郎

玄関や廊下もそれほど冷えを感じることはなく、「リビングと比べたら少し涼しいかな?」くらいの差です。

夏も、エアコン1台で十分快適に過ごせています

ただしわが家は犬がいるため、ペットに合わせてエアコンの設定温度をやや低めにして24時間つけっぱなしにしています。

ペットのいない家庭であれば、弱〜中運転で必要な時間だけつける程度で十分だと思います。

健太郎

最近のエアコンは性能が上がっているので、住友林業の断熱性能と組み合わせれば、思っているよりずっと光熱費は抑えられるはずですよ!


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不安な場合はオプションで断熱性能をグレードアップ!内容と費用目安

「標準仕様でも十分」とは言われているものの、寒冷地に住んでいる方や、大きな窓をたくさん取り入れたい方は、オプションで断熱性能を強化するのも選択肢のひとつです。

ここでは、断熱性能を高めるためのグレードアップオプションの内容と費用目安を、いくつか紹介します。

トリプルガラス樹脂サッシの採用

標準のアルミ樹脂複合サッシ+ペアガラスを「樹脂サッシ+トリプルガラス」に変更することで、家の断熱性がぐんとあがります。

以下は標準仕様の窓と「樹脂サッシ+トリプルガラス」の断熱性能の差を示した内容です。

窓の種類熱貫流率(U値)の目安
住友林業標準(アルミ樹脂複合+Low-Eペアガラス・アルゴン入)約2.15〜2.33
樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス約1.0〜1.3

熱貫流率(U値)は数字が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを示します。数値で見るとざっくり約2倍の断熱性能差があることがわかります。

オプションにした場合の追加費用の目安は窓の大きさや数にもよりますが、リビング全体で60万円前後、個室の窓1か所あたり8万円前後を見ておくと良いでしょう。

断熱性能の高い玄関ドアの採用

標準の高断熱玄関ドアよりもさらに性能の高いドアへ変更する場合、追加費用目安は20〜30万円前後となります。

玄関は住まいの顔でもあるため、デザインと断熱性の両方を意識して選ぶのがおすすめです。

第一種換気システムで外気の影響を受けずに換気

住友林業の標準仕様は「第三種換気」です。これは室内の空気を機械で排出し、外の空気を自然に取り入れる方式のこと。

シンプルでメンテナンスしやすいメリットがある反面、外気がそのまま室内に入り込むため、夏は熱く、冬は冷たい空気が入りやすい面もあります。

一方の「第一種換気」は、室内の排気と外気の給気を両方機械で行いながら、熱交換器によって外気を室温に近い温度に調整してから取り込む仕組みです。

健太郎

外が0℃でも、熱交換をすることで15〜20℃くらいの空気として室内に入ってくるイメージです。冷暖房の効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。

第一種換気システムを採用する場合、費用の目安は120〜140万円前後となります。初期コストはかかりますが、冷暖房の効率がよくなることで光熱費の削減が期待できるため、長い目で見るとメリットのあるオプションです。

床暖房の導入

エアコンは上から温めるのに対し、床暖房は足元からじんわりと部屋全体を暖めます。冬の朝、床がひんやりと冷たい…という不快感がなくなるだけで、毎日の生活の満足度がぐっと上がります。

健太郎

わが家はLDKに床暖房を入れているのですが、寒い朝でも裸足で過ごせるのはやはり快適です。「床暖房を入れて正解だった!」と何度も思いました。

特に吹き抜けや大開口を取り入れた間取りでは、空間が広い分だけエアコンだけでは足元が寒くなりやすいもの。そんな場合にも、床暖房はとても効果的です。

オプションとして追加する場合の費用は、広さや設置方式によって異なりますが、20万〜100万円前後が目安です。

住友林業の断熱性能は普通の暮らしをする上では十分!

住友林業の断熱性能を改めて整理すると、次のようになります。

  • 標準で断熱等級5〜6、UA値は0.4前後
  • 壁・天井・床下・玄関・窓をすべてカバーする「360°TRIPLE断熱」
  • 木造ならではの断熱性(コンクリートの約13倍、鉄の約440倍)
  • 大開口・大空間が得意な分、窓のグレードアップで補強が可能

一条工務店などの断熱特化メーカーと比べると数値上では劣りますが、日常生活の快適さという点では住友林業の標準仕様でも十分に満足できる水準です。

さらに、この断熱性は大開口・高いデザイン性と両立できるため、「暮らしやすくて、なおかつおしゃれな家にしたい」という方にも向いているハウスメーカーといえるでしょう。

今回の記事の内容が、これから住友林業で家を建てる方の不安を取り除くのに役立つと嬉しいです!

健太郎

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健太郎

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