住友林業の照明計画のポイント!わが家の照明についてすべて公開

家づくりの打ち合わせで、つい時間をかけてしまったり何度も変更が生じたりと、なかなか前進しにくいのが「照明計画」です。
照明は暮らしの質に直結する重要なテーマ。空間の雰囲気や夜の過ごしやすさ、家族の足元の安全性や暮らしの利便性などはすべて、照明計画次第で大きく変わります。
この記事では、住友林業で建てた45坪・平屋ガレージハウスのわが家の照明計画をまとめて公開します。
実際の写真とあわせて、各部屋の照明の種類や選んだ理由、照明計画のポイントまで正直にお伝えするので、これから照明計画を進める方はぜひ参考にしてください。
わが家の照明計画を公開
まずはわが家の全体的な間取りをご覧ください。

わが家は平屋の1LDKで、妻の寝室は個室、僕の寝室はリビングと仕切られた空間に設けられています。
回遊型の庭とガレージ、ウォークスルークローゼットも導入しています。
健太郎わが家は各部屋にメイン照明(シーリングライト)を設けていません。ダウンライト・間接照明・ペンダントライトを組み合わせることで、空間ごとに異なる光の表情を意識しました。
照明の計画書がこちらです。




少し見づらいかもしれませんが、場所ごとに照明の種類・スイッチの回路・センサーの有無などが細かく記載されています。ひとつひとつ設計士と相談しながら決めていきました。
ここからは各部屋の照明を紹介していきますね。
玄関周り


玄関の外壁には、ルイスポールセンのトルボー155(壁面ランプ)を採用しました。マットブラックのボディが玄関のタイルと軒天・ドアの木質感を引き締めてくれてるなと感じています。
センサー式のため、帰宅時にライトが自動で点灯する設定です。
廊下


廊下の壁側にはラインライトを設置しています。昼間は中庭に面した大きな窓から光が入るため明るいのですが、夜間は暗くなってしまうので、壁沿いにやわらかな光が灯るように。
なお、こちらもセンサー式にしています。



天井にダウンライトを並べると、廊下が「ただの通路」になってしまいそうだなと…。壁に光を流し、廊下にも少し華やかさを加えました。
トイレ・洗面


洗面所は鏡の下に間接照明を設置しています。洗面所のタイルがやわらかく照らされて、ホテルっぽい雰囲気に。
天井にはダウンライトを設けており、洗面所はしっかり明るくなるようにしています。こちらもセンサー式を採用しました。


トイレは便器の上にダウンライトを設けつつ、反対側の壁にはペンダントライトを吊るしています。


ターコイズブルーのガラスが球体状になったデザインで、点灯するとガラスの内側から光がにじみ出るように輝きます。
青く清潔感のあるデザインで、トイレのアクセントにもなっています。
ウォークスルークローゼット


クローゼット内は、壁面のハンガーパイプに沿って間接照明を設置し、天井にはダクトレールライトを設けています。
なお、クローゼットには窓がないため、どうしても暗くなってしまいがちです。そのため明るさ調整ができるよう、こちらには調光用のスイッチも採用しています。
寝室(妻)


妻の寝室は、壁面にコーニス照明を設置しています。明かりが壁面を照らすことで、クロスに光が当たり壁のテクスチャーが引き立つようにしました。
ベッドサイドにはペンダントライトを吊るしています。コードは長めに設定して手元を照らせる高さに。
読書や就寝前のスマートフォン操作など、ベッドの上での過ごし方に合わせた配置です。


選んだのはBell Decanter Classicというイギリス製のペンダントライト。切子細工のようなカット入りのクリスタルガラスで作られた、デキャンタのような形が特徴です。
点灯すると、カットガラスの模様が壁に浮かびあがり幻想的です…!
LDK


LDKは、テレビ周りの折り上げ天井にコーブ照明を設けています。夕方以降にこの照明を点けると、部屋全体がオレンジがかった間接光に包まれます。



コーブ照明は暗すぎず明るすぎず。とくに洋画など、画面が暗いシーンが多い作品を夜に見る時などは、ちょうどいいなと感じますね。


ダイニングテーブルの真上にはダウンライトを3灯設置しています。
テーブルの上を均一に照らせるよう、テーブルの形状と位置を踏まえてダウンライトの位置を決めました。
キッチン


キッチンのシンク上には、&TraditionのMEGA BULBを3灯並べています。スモークがかった透明のガラス球の中に電球が入ったデザインで、LDKから見たときに3つ並んだシルエットがインテリアのポイントになっています。



キッチンのペンダントライトはLDK全体の中でも存在感があるため、慎重に選びました。実際に設置してみると、空間全体にとても馴染んでいて、選んで正解でした。
寝室(健太郎)


僕の寝室は、折り下げ天井の内側にコーブ照明を仕込みました。木の風合いとやわらかな光が溶け合うようで、お気に入りの設計です。
庭


中庭のシンボルツリーには、地面に埋め込んだタイマー式のスポットライトを設置しています。夜になると木の幹と枝を下から照らし、LDKの窓越しに眺めると、木のシルエットが浮かび上がります。



旅館やホテルの中庭のような景色で、ここもお気に入りです。
ガレージ


ガレージの入口にはダウンライトを3灯設置しており、設定した時間に自動点灯・消灯します。



夜に帰ってきたときにガレージ周りが真っ暗でないため、なんとなくほっとします。
また、ダウンライトの1つが外壁のアクセントであるタイルを照らすことで、夜でも外観の上質感が損なわれないよう配慮しています。


ガレージ内部の天井にはダクトレールライトを設置しており、人感センサー連動で自動点灯します。
帰宅後車から降りてライトをつけて、また車に乗って車庫入れ…という手間がないため、帰宅後の下車までがスムーズです。
また、ガレージのライトはリビングからも操作できるようにしているため、リビングでくつろぎながら愛車を眺める…そんな夜時間を過ごす日もあります。
照明計画で気をつけたこと・ポイント
わが家の照明計画のポイントは、「使い道に応じて明るさを調整できるようにした」という点です。
リビングのコーブ照明・ダウンライト・ペンダントライトはすべてライトコントロール(調光)対応にしており、シーンに合わせて照度を使い分けています。
たとえば仕事をするときは明るく、食事のときはダイニングだけを明るく、就寝前は全体の照度を落として庭の灯りだけを楽しむ——といった使い方が実際にできています。
寝室も同様に調光に対応させており、就寝前には照度を下げておくことで、自然と体が睡眠モードに切り替わるようにしています。
また、一般的な住宅によく使われるシーリングライトは、わが家ではほぼ採用していません。
天井の中央に丸いシーリングライトがあると、どうしても「家庭的」な印象になります。明るくてそれはそれで良いのですが、わが家は大人と犬しかいないので、少し落ち着いた空間を目指しています。
照明計画で失敗しないためのポイント!
照明計画は後からやり直すのが難しい部分です。そのため、設計段階でなるべく後悔のない選択をしたいところ!
ここからは照明計画で失敗しないためのポイントを、解説します。
使い方・暮らし方にあった明るさを知る
照明の「明るさ」に対する感覚は人それぞれです。明るい環境が落ち着く方もいれば、間接照明のやわらかさが好きな方もいます。
また、その好みが家族全員一致しているとも限らないもの。
家族全員がどこにいても心地よい空間にするためには、空間の使い方に合わせて、照明を組み合わせることが大切です。
たとえば家族全員が揃うリビングは、普段は明るい光。子どもたちが寝た後は大人だけの時間を楽しめるように、コーブ・コーニス照明も併設しておく…といった感じです。
夫婦の寝室で、たとえば「夫は寝る前に読書をしたい」「妻は明るいと眠れない」というケースなら、夫側のほうにだけ細く手元を照らせるライトをベッド上部に設置すると良いかもしれません。
テーブルランプのように視界に光源が入らないため、パートナーの眠りを妨げる心配を減らせます。
「照らす位置」を間違えない
ダウンライトや間接照明は、光源の位置によって影の出方が大きく変わります。
たとえば位置がずれると、テーブルの端だけが明るかったり、立ったときに自分の影が手元に落ちたりすることも。傘の大きなペンダントライトを設置した結果、天井側に光が届かず、なんとなく空間全体が薄暗い…といったこともあり得ます。
欲しい場所に必要なあかりが届くように、照明計画時はライトの光の広がり方や届く範囲まで、しっかり考慮しておきましょう。
また、注意したいのが、家具の配置が決まる前に照明の位置を決めてしまうケースです。テーブルや作業スペースの位置が後から変わると、ダウンライトが見当違いの場所を照らすことになります。
照らす位置を間違えないためにも、家具の配置と照明の位置は、必ずセットで検討するようにしてください。
空間の高さ・広さに合わせる
照明の種類と空間の広さが合っていないと、期待した光の効果が出ないことがあります。
光の演出で失敗例が多いのが、ペンダントライトです。天井高の低い場所、たとえば折り下げ天井などに大きめのペンダントを設置すると、圧迫感が出ることがあります。
吊り下げる高さやシェードのサイズは、空間の縦横の広さと合わせてバランスを確認することが大切です。
照明計画は暮らしの質を大きく変える!
照明は「後から変えればいい」と思われがちですが、天井に埋め込んだダウンライトや間接照明は、竣工後に追加・変更するのが難しい部分です。
そのため、打ち合わせの段階でしっかり時間をかけて検討しておくことが大切です。
また、ペンダントライトなどの装飾性の高い照明は、選ぶのも楽しいですよ!ぜひご家族で色々意見を出し合いながら、空間を彩るステキな照明計画を立ててみてくださいね。



住友林業での家づくりを検討している方には、紹介制度の活用をおすすめしています。
紹介制度を活用することで優秀な設計士を優先的につけてもらうことができます。照明計画をはじめとする細かな部分は、設計士の技術力・経験値によって仕上がりが大きく左右されるもの。より優秀な担当者に出会えるかどうかが、家づくりの成功のカギとなります。
紹介制度を利用したからといって、契約が必須になることはありません。「まずは話を聞いてみたい」という段階でも、ぜひお気軽にご連絡ください。



