住友林業の設計士のレベルとは?設計士の決まり方や優秀な人に担当してもらう方法

住友林業で家を建てるとき、必ず出会うのが設計士です。
実は住友林業の設計士にはレベル分けがあり、経験や提案力によってランクが異なります。担当になる設計士の違いを知っておくと、より賢い家づくりにつながるはずです!
この記事では、住友林業の設計士のランクや評判、そしてうまく付き合うコツまでまとめてみました。
住友林業の「設計士」には4段階のレベル分けがある!

住友林業で家づくりをお願いする際、必ず出会うのが「設計士」です。
実は住友林業の設計士には段階があり、経験や得意分野によってランクが分かれています。もちろん、どのランクの設計士でも十分に高い提案力を持っていますが、違いを知っておくと安心です。
ここでは4つの段階を順番に紹介します。
1.一般の設計担当者
まずは一般の設計担当者から見ていきましょう。
住友林業の一般の設計担当者は二級建築士以上の資格を持った方で、一級建築士の方も多くいます。人員数は全国に700名以上とされており、基本的に施主側で指名はできません。
建築予定地を担当する支店の設計士が割り当てられる仕組みです。
2.デザイナー設計士
一般の設計担当者より、さらに上のランクとされているのが「デザイナー設計士」です。積水ハウスでいう「チーフアーキテクト」にあたる存在がこちらのランクになります。
詳しい情報は公開されていませんが、一般の設計士よりもデザイン力や経験が優れている方が選ばれているようです。
3.チーフデザイナー
住友林業の設計士の中でも特にハイレベルなのが「チーフデザイナー」です。2024年時点で全国に112名しかいないそうで、住友林業の設計士のうち、全体の15%ほどとされています。
認定基準には、邸宅設計の実績や高い提案力に加えて、後輩の育成力まで求められます。
多くは一級建築士の資格を持ち、10年以上の経験を積んだベテラン! まさに「建築家レベル」の感性を備えた人たちで、住友林業公式サイトでも特別な存在として紹介されています。
参考:住友林業|ニュースリリース(2024年)
4.デザイン設計室
住友林業の設計士の中でも、エリート中のエリートとされているのが「デザイン設計室」です。
ここに所属できるのは全体の上位1〜2%ほどで、まさに選ばれた設計士たち! 2010年の時点で「6,000万円以上の高額物件を担当できるチーム」と言われていましたが、今はさらに条件が上がっていると考えられます。
このチームに入るには、自ら立候補するのではなく、プロジェクト責任者から推薦されて社内審査を通過する必要があります。海外研修の経験もあり、国内ではなかなか見かけない高級ブランドの建材や設備にも詳しいそうです。
「有名建築家が手がけたかのような提案」をしてくれる人たちとも評されており、有名人や著名人、大手企業の経営者などの住まいを担当しています。
住友林業の設計士はどう決まる?
では実際に、私たち施主の担当になる設計士は、どのように決まるのでしょうか。
基本の流れと、ちょっと特別なケースについてまとめてみます。
基本は営業担当からの割り当て
住友林業の設計士は、通常は最初に窓口となる営業担当者が建築予定地の支店を通じて、設計士を割り当てます。こちらから「この人にお願いします!」と直接指名できることは基本的にありません。
ランダムで決まってしまうことに少しを不安を感じるかもしれませんが、住友林業の設計士はどのランクの方でもハイレベル! しっかりした提案力を持っていて、施主の希望をていねいにくみ取ってくれるので、安心してください。
紹介制度による割り当て

一方で、もう少し自分に合った設計士さんに出会いたい…という場合に役立つのが「紹介制度」です。紹介制度を利用すれば、通常の割り当てとは違い、優秀な設計士や経験豊富なデザイナー設計士につながる可能性も高まります。
紹介制度は、住友林業の現オーナーに依頼するだけでOKです。現オーナーが住友林業と交渉し、依頼主にぴったりの設計士が担当するよう、話を通してくれます。
このブログからも、紹介制度の申請は可能です。僕にご依頼いただいた場合はデザイナー以上の設計士をご紹介します。
わが家は「チーフデザイナー」の設計士が担当しています!
わが家はガレージ付きに平屋を、住友林業で建てました。担当した設計士はチーフデザイナーで、担当営業も全国の売り上げ上位にランクインしている方でした。
チーフデザイナーの方が設計した、わが家のお気に入りポイントを、少しだけ紹介させてください。

こちらはわが家の車2台を並べて停められるガレージです。後ろの窓は開閉可能で、庭・リビングとつながっています。設計士の方も車好きということもあり、僕の希望をしっかり形にしてくれました。

リビングからは庭とガレージが見えるようにデザイン。四季の移ろいを感じられるよう、植木の種類にもこだわりを盛り込んでくれました。

こちらはライトアップされた夜のわが家です。
内装デザインもそうですが、外観デザインはとくに設計のスキルによって仕上がりが大きく左右される部分なんです…!
たとえば「外観をもっとかっこよくしたい」「他の住友林業の家と似た感じにはしたくない」という希望があるなら、デザイナー以上の設計士でないと、実現は難しいかもしれません。
設計士の指名・依頼は紹介制度以外では難しい!
僕の場合は全国の展示場をいくつも見て回り、自分の足でたどりついた担当者とチーフデザイナーの設計士です。それも指名をしたわけではなく、偶然出会えただけですので、時間も費用もかかりました。
あらかじめ紹介制度で優秀な担当者・設計士につながったほうが、コスト的にも時間的にも賢い選択だと思います。
住友林業の設計士の評判

実際に住友林業で家を建てた方々の声を見てみると、設計士への満足度はかなり高いことが伺えます。ここでは、住友林業で家を建てた方の感想の一部をご紹介します。
私たち家族のなにげない会話内容から、私たちの暮らしに本当に必要なデザインを引き出してくれました。本当に、全部お任せできるすごい方でした!
提出してくれた間取りデザインが、自分の求めているものにぴったりだったんです。結構自分はこだわりの強いタイプなのですが、よくこんなに汲み取ってくれたな…と驚きでした。
もうこの人しかいない!と思うぐらい、ハイセンスで私が求めるものにぴったりの回答をくれる方でした…!
住友林業の設計士に関する評判は、良い評価がほとんどです。中には「ちょっと相性が合わないかも…」と感じて、担当を変えてもらった方もいるようですが、最終的には、しっかり納得できる設計士さんに出会っている内容もありました。
設計士とうまく家づくりを進めるコツ

良い設計士と出会えたら、家づくりはグッとスムーズになります。しかし任せっきりにするのではなく、施主側でもいくつかポイントを押さえた上で話し合いを進めると、より満足の高い家づくりが実現できるはずです。
ここからは、設計とうまく家づくりを進めるコツをいくつかご紹介します。
要望は整理して伝える
家づくりの際は「こんな家にしたい!」という思いがたくさん出てくると思います。
住友林業の設計士は優秀なので、たくさんの要望の中から「本当に必要なもの」を見定めてくれるでしょう。しかし、予算とのバランスも考慮すると、どうしても優先度をつけなくてはなりません。そして、その優先度が施主と設計士でズレてしまう可能性はあります。
そこでおすすめなのが、要望を「必ず叶えたいこと」と「できれば叶えたいこと」に分けておくことです。リストにまとめたり、ご家族の中で優先順位を話し合っておくだけでも、設計士が最適解を導きやすくなります。
イメージ資料を共有する
言葉だけで「ナチュラルな雰囲気にしたい」と伝えても、人によってイメージするものは違います。そこで役立つのが、写真や雑誌の切り抜き、SNSの画像などのビジュアル資料です。
「この写真のリビングの雰囲気が好きです」と見せれば、設計士との認識が一気に揃いやすくなります。
気に入ったものは遠慮なく保存しておき、打ち合わせ時にまとめて見せると効果的です。
相性に違和感を覚えたら早めに相談する
設計士も人なので、相性があります。「なんとなく考えがかみ合わない」「こちらの希望が伝わりにくい」と感じたら、無理に我慢する必要はありません。
早い段階で営業担当に相談すれば、別の設計士に変更してもらえることもあります。
家づくりは長い期間を共にするプロジェクトなので、「この人となら安心して進められる」と思える関係性をつくることが大切です。
まとめ|設計士の提案力が住友林業の強み
住友林業の家づくりでは、一般の設計担当者からデザイン設計室まで、段階に応じた設計士が在籍しています。どのランクの方でも高い提案力を持っていますが、特にチーフデザイナーやデザイン設計室に所属する設計士は「建築家レベル」と評されるほどの実力者!
実際に住んでいるオーナーからの評判も高く、暮らしやすさとデザイン性を両立した住まいを叶えてくれます。
ただし、設計士を自分で直接指名するのは難しいのが現実です。
「紹介制度」を利用することで、経験豊富な設計士につながる可能性が高まります。わが家もチーフデザイナーに担当してもらえたことで、理想を超える家づくりができました。もし住友林業を検討しているなら、ぜひ活用してみてください。
さらに、「ほかのメーカーとも比較して検討したい」という方には、カタログ請求サービスも便利です。
もう一歩踏み込んだ、間取りプランや資金計画ざっくり作ってほしい、という場合はこちらも活用してみてください。