住友林業でエコカラットは必要?効果と後悔・タイルとの比較など本音解説

おしゃれで機能性も高いと評判の「エコカラット」。住友林業のモデルハウスでも採用されており、家づくりのオプションとして検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし実際にどれほど効果があるのか、本当に採用すべきオプションなのか、判断が難しい部分もありますよね。
そこでこの記事では、住友林業オーナーである僕・健太郎が、エコカラットの効果や効果を実感するためのポイント、よくある後悔ポイントまで、本音で解説していきます。
さらに、住友林業の家にエコカラットを採用すべきかどうか、僕個人の見解もお伝えしますので、これから家づくりを進める方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
住友林業でも大人気!エコカラットとは

画像引用元:リクシル公式
エコカラットは、LIXILが販売している室内壁用のインテリア建材です。粘土鉱物などの自然素材を主原料に焼き上げたタイル状の壁材で、主にリビングや玄関、洗面所などのアクセントとして用いられます。
住友林業のオーナーの中でも採用率が高く、人気のあるオプションのひとつです。玄関やテレビ裏、洗面所のアクセントウォールとして取り入れられるケースが多く、「住友林業らしい木の質感に、上質感をプラスしたい」という方に支持されています。
なお、住友林業ではエコカラット以外にもさまざまな人気オプションがあります。以下の記事で人気オプションをまとめていますので、あわせてチェックしてみてください。

エコカラットの効果

画像引用元:リクシル公式
エコカラットには、見た目の良さだけでなく、暮らしの快適さを支えるさまざまな機能があります。
ここでは、エコカラットの代表的な4つの効果を見ていきましょう。
調湿効果
エコカラットの最大の特徴ともいえるのが、調湿効果です。
エコカラットの表面には、目に見えないほど小さな孔(穴)が無数に空いており、空気中の湿気を吸ったり放出したりする働きがあります。
梅雨時期のジメジメした空気や、冬場の過度な乾燥をやわらげてくれる存在として、住宅の快適性を高めてくれる建材です。
脱臭効果
エコカラットには、気になるニオイを吸着・低減してくれる脱臭効果もあります。そのため、玄関やトイレ、リビングなど、ニオイが気になりやすい空間に採用するケースが多いです。
有害物の吸着
エコカラットは、ホルムアルデヒドやトルエンなど、シックハウス症候群の原因となる化学物質を吸着・低減する効果もあります。
新築の家は建材や家具から揮発性有機化合物(VOC)が出やすく、特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では気になるポイントですよね。
エコカラットを取り入れることで、空気環境のクリーンさをサポートできるのが魅力です。
メンテナンス性の高さ
エコカラットは、壁紙のようにシミがつきにくくホコリも付着しづらいため、日常的なメンテナンスが楽な建材でもあります。
普段のお手入れも手間が少なく、乾いた布で軽くホコリを落とすだけでOK。壁紙のように年数とともに黄ばんだり、表面が劣化したりすることも、ほとんどありません。
ただし汚れの種類によっては落ちにくいものもあります。その点は後ほど詳しく解説しますね。
エコカラットの効果はいつまで続く?寿命をチェック!

画像引用元:リクシル公式
エコカラットの調湿・脱臭効果は、半永久的に続くといわれています。
これは、エコカラットの効果が構造(多孔質)に由来するもので、化学薬品のように経年で効果が薄れていくタイプではないためです。
健太郎汚れや破損がない限り、機能性が保たれる仕組みになっています。
裏を返せば表面が大きく汚れたり、塗装などで孔が塞がれたりすると効果は低下します。長く効果を保つためには、表面の状態をきれいに維持しておくことが欠かせません。
エコカラットの効果を実感するためのポイント


画像引用元:リクシル公式
エコカラットは、設置環境によって効果の実感度が左右されます。
ここでは、エコカラットの効果を最大限に活かすための2つのポイントをお伝えします。
効果を実感したいならエコカラット面積は床の1/4以上
LIXILが推奨しているのは、部屋の床面積の約1/4以上の壁面積に施工することです。


画像引用元:LIXIL公式
たとえば12畳(約19.4㎡)の部屋なら4〜6㎡以上の壁、つまり床から天井までの高さ(2.5m)×2m幅での施工や、腰窓程度の高さ(1m)×4m程度の面積が必要となります。





つまり「アクセントとしてちょこっとだけ」という採用の仕方では、調湿や脱臭の効果はほとんど体感できません。
デザイン目的なら問題ありませんが、機能性を期待するなら、それなりの広さに施工する必要があります。
狭い場所に採用するのがおすすめ
エコカラットの効果を実感できる面積は、部屋の広さに左右されるため、リビングのような広い空間に施工しようとするとそれなりの予算が必要になります。
エコカラットは決して安いオプションではないため、コストとのバランスを考えると、リビング一面に貼るよりも、狭い場所への部分採用が効率的です。
たとえば、玄関やトイレ、洗面所など湿気やニオイがこもりやすく、コンパクトな空間では、エコカラットの調湿・脱臭機能の影響が空気全体に行き渡りやすいため、効果を実感しやすいでしょう。
エコカラットのデメリット・よくある後悔


画像引用元:リクシル公式
ここまで、エコカラットの良いところを中心にご紹介してきましたが、もちろんデメリットや後悔ポイントもあります。採用してから「思っていたのと違った…」とならないよう、ここでしっかり押さえておきましょう。
エコカラットがあってもカビは生える
エコカラットには湿気を吸う機能こそありますが、あくまで「壁紙よりはマシ」というレベルです。
除湿機のような強力な除湿力があるわけではありません。



十分な湿度コントロールをしたいなら、加湿器や除湿機のほうが性能的には上というのが正直なところです。
そのため、エコカラットがあるからといって換気や除湿を一切しなくてもOK、というわけではないことを押さえておきましょう。
環境によっては効果を実感しづらい
エコカラットがあっても換気は必要であることを先ほどお伝えしましたが、24時間換気や強制換気が常に稼働している空間でも、エコカラットの効果を実感しにくい可能性があります。
その理由は、空気中の湿気・ニオイを吸着する前に、空気そのものが入れ替わってしまうためです。
エコカラット単独では十分な調湿はできないけど、換気がきちんと機能している家では機能性を実感しにくい…エコカラット採用の難しいところです。
強いニオイは除去効果が低い
エコカラットの脱臭効果は、生活臭やペットのニオイなど、一時的で軽いニオイには有効です。しかし、タバコや揚げ物の油など、空間に長く染みつくタイプのニオイには対応しきれません。
強いニオイ対策には、エコカラット以外の方法(換気・空気清浄機など)も併用してください。
汚れが目立ちやすい
エコカラットは表面に細かな凹凸があり、吸収率が高いため、一度汚れがつくと落としにくい性質があります。
特にコーヒーやジュースなどの液体汚れは、専門の洗剤を使わないと落ちないこともあります。お子さんが小さいご家庭では、設置場所はじっくり検討してください。
画鋲や釘が打てない
エコカラットは陶器のように硬い素材のため、画鋲や釘を打つことができません。
後から絵や写真を飾りたいと思っても、簡単には取り付けられないため、施工前にレイアウトをしっかり計画しておく必要があります。
耐久性はそれほど高くない
意外と知られていないのが、エコカラットの衝撃への弱さです。
エコカラットはタイル状の素材のため、強くぶつけると欠けたり割れたりすることがあります。掃除機の角がぶつかって割れてしまった、というケースもあるようです。



掃除機がぶつかる部分には施工しない、家具がぶつかる場所は避ける、といった工夫も必要です。
住友林業のエコカラットの導入事例
住友林業のモデルハウスでも、エコカラットを採用している事例があります。


画像引用元:住友林業公式(郡山南展示場)
このモデルハウスでは、洗面まわりにエコカラットが採用されており、湿気がこもりやすい空間にしっかりと機能性を発揮させる構成になっています。
デザインも木に馴染むものが選ばれているようです。
エコカラット・タイルはどちらが良い?


ここまで読んでくれた方の中には、「結局、住友林業の家にはエコカラットを採用すべき?」と気になる方もいらっしゃると思います。
結論からお伝えすると、僕個人としては、住友林業の家にはエコカラットよりも本物のタイルをおすすめしたいと考えています。
ここでは、その理由と場所別の使い分けについて解説します。
住友林業の家ならタイルがおすすめ!
エコカラットをおすすめしない理由1.自然素材の家に人工物は合わない
住友林業の家は、本物の木をふんだんに採用しているのが大きな特徴です。挽板フロアや無垢材、軒天や天井材まで、目に見える場所に木の気配を感じられます。
そんな空間に、人工的な質感のエコカラットを入れてしまうと、少し浮いて見えてしまうもの。



近づいてよく見ると、エコカラットはどうしても「焼き物のタイル風」という印象になります。
本物のタイルや無垢材と並べたときに、その違いが意外と目立ってしまうのです。
エコカラットをおすすめしない理由2.自由度が低い
エコカラットは、貼り方のパターンがメーカーで指定されており、現場で自由に組み合わせることができません。
たとえば直線で貼ることはできても「ランダムに組み合わせる」などのデザインを、自分の希望通りに細かく調整することは難しいのです。
住友林業の家には、自然の「ゆらぎ」がぬくもりとして息づいています。そんな空間に、規則的でデジタルな印象のエコカラットが入ると、家全体の「癒しの空気」を損ねてしまうように思います。
テレビ周りにはエコカラットもタイルもおすすめしない
住宅のSNSでは、テレビ裏のアクセントウォールとしてエコカラットやタイルを取り入れる方は多いのですが、僕個人としてはテレビ周りへのタイル・エコカラットの採用はおすすめしません。
理由はテレビをつけているとき、エコカラットやタイルなどの「ゴチャっとした素材」が視界に入ると、画面に集中できないからです。
映画館の壁が真っ黒なのと同じで、映像に集中するべき場所にはできるだけ余計なものがないほうが心地よく過ごせます。
どちらも貼らず壁紙をグレードアップする選択肢もアリ!
「やっぱり予算的にタイルは厳しい…でもエコカラットも悩む…」という方には、思い切ってオプションクロス(壁紙)でグレードアップする選択肢もおすすめです。
家全体のクロスをグレードアップさせても、エコカラットやタイルを一部に貼るより費用を抑えられます。
| 採用パターン | 価格帯 |
|---|---|
| オプションクロスを全面に貼る | 控えめ |
| エコカラットを一部の壁に施工 | 中程度 |
| タイルを一部の壁に施工 | 高め |
オプションクロスが貼られた家は、やはり全体の雰囲気もより上質に感じられます。リビングの一部や玄関などピンポイントで雰囲気を格上げするのではなく、家全体の印象が向上するため、エコカラットやタイルよりも賢い選択肢だと僕個人は感じています。
ここまで話した内容は、こちらの動画でも解説しているので、よければあわせてチェックしてみてください。
まとめ
エコカラットには、調湿や脱臭、有害物質の吸着など、暮らしを快適にしてくれるさまざまな機能があります。ただし、効果を実感するためにはある程度まとまった面積で施工すること、そして狭い空間に取り入れることがポイントです。
一方で、住友林業の家のように「本物の素材」を大切にした家づくりでは、エコカラットよりも本物のタイルを選んだほうが、空間全体の雰囲気と相性が良くなる場面も多くあります。
ただし、洗面所や玄関のように水回りや湿気がこもる狭い場所では、エコカラットの機能性も活きてくるため、目的と場所に合わせた使い分けが、後悔しないコツです。
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