住友林業で40坪の家を建てた場合の総額は?実現できる間取り例と節約ポイント

住友林業40坪の家の総額

住友林業で少し広めの家を建てたいと考えるなら、40坪前後の間取りがひとつの目安になります。しかしやはり気になるのは「いくらかかるのか」という点ですよね。

実際に住友林業で40坪の家を建てようとすると、総額はおよそ1億300万円前後。平屋にすれば1億3,000万円近くかかることもあります。数字だけ見ると「高すぎるのでは?」と思うかもしれませんが、そこには理由があります。

この記事では、40坪の家を建てるときの費用相場や内訳を整理し、なぜ高額になるのかを解説します。さらに、40坪で実現できる間取り例や費用を抑えるためのポイントも紹介していきます。

「住友林業で広めの家を建てたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。

住友林業で40坪の家を建てた場合の総額目安は1億300万円〜1億3,000万円!

住友林業の家
画像引用元:住友林業|建築事例

「40坪」というと、建物の大きさなのか、それとも土地の広さなのかでイメージが変わってきます。ここでは、延べ床面積が40坪(約132㎡)の2階建て住宅を前提に総額を試算してみましょう。

住友林業で40坪の家を建てようとすると、約1億300万円ほどは必要になる計算です。平屋の場合は、土地や屋根の施工面積が大きくなる分、プラス2割程度、1億3,000万円弱程度見ておくと良いでしょう。

1億300万円〜1億3,000万円の費用内訳

40坪の家を住友林業で建てた場合、実際にかかる主な費用は次のとおりです。

  • 建物本体価格:約4,840万円

坪単価121万円×40坪(オプション含む)

  • 土地代:約3,780万円

全国平均90万円/坪として42坪で試算。地域によって大きく差があります。

  • 外構工事:約480万円

建物価格の1割程度。門柱やアプローチ、植栽など。

  • 照明・カーテン・エアコンなど:約330万円

建物価格の0.7割ほど。住んでから必要になる設備やインテリア費用。

  • 各種申請費・地盤改良・登記・ローン手数料など:約600万円

ローン手数料は借入額の約2.2%を目安に試算。

  • 引越し・家具購入など:約80万円

引越し業者の費用や、新しい家具・家電の購入費。

上記の合計で、約1億100万円程度、余裕を見て1億300万円くらい見ておくと安心です。土地価格が安い郊外を選んだり、外構をシンプルにしたりといった工夫を取り入れることで、もう少し費用を抑えられそうです。

一般的な住宅メーカーとの費用差はどのくらい?

家づくりにかかるお金のイメージ

住友林業で40坪の家を建てると、建物本体価格だけで約4,800万円かかります。土地代などを含めれば1億円を超える総額になってくる可能性があります。

では、この金額は他の住宅メーカーと比べてどのくらいの差があるのでしょうか。

中堅クラスの住宅メーカー(例:一条工務店、タマホーム、アイ工務店など)の坪単価は、70~90万円前後が一般的です。40坪で計算すると2,800~3,600万円ほど。住友林業と比べると、建物本体価格で1,200~2,000万円ほど安い計算になります。

住友林業の40坪の家が他社より高額な理由

住友林業の家は「坪単価が高い」とよく言われます。では、なぜ同じ40坪の家でも他社より費用が上がりやすいのでしょうか。

ここからは、素材・構造・仕様・ブランドなどの観点から、住友林業の家が高い理由を見ていきましょう!

素材の質が高い

住友林業の木
画像引用元:住友林業|独自の調達方法や体制

「林業」という社名の通り、住友林業は自社で森林を持ち、伐採から加工まで一貫して行っています。

管理コストが施工費用に反映していることから、住友林業の家は高額になりやすいのです。その分、品質の高い木材を安定して使えるため、木のぬくもりのあふれる高品質な家に仕上がります。

設計・構造がハイレベル

住友林業は独自の「BF構法」を採用しています。

BF構法とは、通常より約5倍も幅のある柱を使い、家を支える構法のこと。構造部分がしっかりしているため、壁や柱を少なくした大開放の間取りでも、家の強度を確保できるという特徴があります。

住友林業のビッグフレーム構造

ただし、BF構法は高度な構造計算や特殊な工法が必要です。そのため住友林業は他社と比べて設計費用や施工費が高額な傾向にあります。

標準仕様が他社のオプションレベル

住友林業の充実した標準装備

住友林業の標準仕様で選べる設備は、他社の「オプションレベル」です。

最初から上位ランクの設備を設けることが前提となっているため、オプションをつけなくても上質な家に仕上がります。

しかしその分、初期費用が高くなります…!

ブランド価値がある

住友林業の家
画像引用元:住友林業|建築実例

ルイ・ヴィトンが値下げをしないように、住友林業も安易に価格を下げずブランドとしての価値を維持しています。

もちろん、ブランドにあぐらをかいているわけではなく、ブランド価値を維持するために高品質な素材や設計士・コーディネーターの専門性、長期保証などを整える必要があり、その企業努力が費用に反映されています。

打合せ回数が4倍以上

打ち合わせのイメージ

一般的なハウスメーカーの打合せ回数は、平均で6回前後です。ところが、住友林業の打合せは10数回以上に及ぶ場合が多くあります。僕の場合、打合せ回数は23回でした…!

時間と人員をかけて一棟ごとにじっくりと時間をかけて対応するため、そうした人件費が費用に反映されます。

40坪の家で実現できる間取り

延べ床面積40坪(約132㎡・82畳)の家は、平均的な一戸建てよりやや広めのサイズです。

間取りは3LDK〜5LDKが一般的で、プランによっては6LDKも可能です。家族構成やライフスタイルに合わせて柔軟にプランニングできる広さといえます。

40坪の家の間取りイメージ

たとえば2階建ての場合、1階に18畳のリビングと6畳の和室を併設し、2階には広めの寝室と子ども部屋を2部屋、さらにファミリーフロアを設けることも可能です。

こちらも似た感じの2階建ての間取りです。キッチンとダイニングを並列に配置すればリビングを広々と使え、家事動線も短縮できます。2階に3畳ほどの小スペースをつくれば、書斎や収納など多目的に活用できるでしょう。

住友林業の間取り

平屋を40坪で建てる場合は、さらにリビングを広く取れるのが魅力です。家族構成によっては部屋数を減らして、回遊性を高めても良さそうですね。

住友林業の間取り

こちらも平屋で、キッチン裏にパントリーを広く設けた例です。子ども部屋をリビングから離し、プライバシーを維持できる間取りになっています。

間取りの具体例をもっと見たい方は、住友林業公式の「間取りシミュレーター」が参考になります。

https://sfc.jp/ie/lineup/fs

シミュレーターの使い方は以下の記事で詳しく紹介しているので、不安な方はチェックしてみてくださいね。

住友林業で40坪の家づくりにかかる費用を抑える方法

家のイメージ

住友林業の家は魅力的ですが、他社と比べるとどうしても高額になりがちです。ただし工夫次第で、同じ40坪の家でも総額を抑えることができます!

ここでは住友林業で家をつくる際の主な節約のポイントを紹介します。
ちなみに家づくりの節約方法は以下の記事でも詳しく書いてあるので、ぜひチェックしてみてください。

値引き交渉を行う

住友林業でもタイミングや交渉次第で値引きが可能です。費用の値引きが難しい場合でも、設備をおまけしてくれたり、手数料を安くしてくれたりといったケースもあるので、交渉してみましょう。

「交渉が苦手」「面倒」という方は、紹介制度を利用するのがおすすめです。紹介制度を通せばあらかじめ割引や特典が受けられるため、費用負担をぐんと抑えて家づくりができます。

また、紹介制度の割引率は紹介者の割引率に比例します。僕の場合、わが家をつくった際に数百万単位で割引してもらっているので、結構な割引率が期待できるはずです…!

さらに、家づくりの際の費用相談や土地探しなんかも、住宅業界25年の経験を活かして、まるっとお手伝いします。

優秀な設計士・営業をつけることもできるので、住友林業で少しでも安く、より満足できる家をつくりたい、という方はぜひお気軽にご相談くださいね!

Forest Selection BFを検討する

友林業にはいくつかの商品ラインがありますが、完全自由設計の注文住宅はどうしても高額になりやすいです。

そこで注目したいのがForest Selection BFです。

住友林業のセミオーダ Forest Selection BF

Forest Selection BFは1,500以上の間取りプランから選べるセミオーダー型で、設計コストを抑えて家づくりができます。

完全注文住宅と比べると自由度は少し下がるものの、コストを抑えつつ住友林業の家を手に入れたい方には現実的な選択肢です。

選ぶオーダーメイド|Forest Selection BF – 注文住宅

なるべくシンプルな間取りを心掛ける

建物の形は、凹凸が多いほど工事の手間が増え、材料費も上がります。たとえばL字型やコの字型の家は見た目はおしゃれですが、その分コストもかかるのです。

費用を抑えて家づくりをしたい場合は、家の形状は四角いシンプルな形にまとめれば、施工も効率的になり、外壁や屋根材の無駄も少なくなります。

また、吹き抜けや複雑な勾配天井など、「縦の空間」の装飾性もコスト増につながります。

デザイン性も大切ですが、コストも重視するのであれば「譲れない部分」を明確にした上で、優先順位をつけると良いかもしれませんね。

オプションは控えめに

住友林業の家
画像引用元:住友林業|品川展示場

展示場のモデルハウスを見ると「全部真似したい!」と思ってしまいますが、実はモデルハウスはほとんどオプション仕様でつくられた、最高グレードのデザインになっています。

そのためモデルハウスを真似てキッチンや最新の設備をそのまま採用すると、すぐに数百万円単位で費用が跳ね上がります。

住友林業の標準仕様は他社のオプションに匹敵するほどグレードが高いため、「ここだけはこだわりたい」という部分だけオプションを追加し、それ以外は標準仕様で抑えるなど、メリハリをつけて選ぶことで質を落とさず費用を抑えることが可能です。

土地価格の安いエリアを選ぶ

家づくりの際の大きな費用負担となるのが、土地代です。建物の価格を100万円単位で節約しても、土地が高額だとすぐに帳消しになってしまいます。

逆を言えば、土地選びを工夫することで、家づくりの大きな節約ポイントとなるでしょう。

たとえば同じ40坪の土地でも、坪単価が90万円なら3,600万円、70万円なら2,800万円と、わずか20万円の差で800万円もの違いが生まれます。

「ここの土地がいい!」と思っても、少しエリアを広げて探してみれば、同じくらい暮らしやすく安価な土地が見つかるかもしれません。

自分で良い土地を探すのは骨が折れますが、以下のようなサービスを使うと、非公開の土地もチェックできます。信頼性の高い不動産会社のみが登録しているサービスなので、安心して活用できるのも嬉しいポイントです。

ぜひ、安く良い土地を探す方はチェックしてみてください!

https://asplay.biz/link.php?i=phyit406m8fe&m=mhxkogc83xjk

まとめ|40坪あれば住友林業らしい開放的で洗練された家づくりができる

住友林業で40坪の家を建てると総額は1億円前後となります。

中堅メーカーより高額ですが、素材の質やBF構法、標準仕様の高さ、ブランド維持の仕組みなど、理由があっての価格です。

費用を抑えたい方は、シンプルな間取りや標準仕様を活かしたり、紹介制度を活用しましょう。

僕からの紹介制度をご活用していただけた方には、費用割引だけでなく「デザイナー」以上の設計士を必ず担当につけられます。また、費用や間取りのことなど、家づくりの相談に何でものりますので、お気軽にご相談ください!

また、他社とも比較して検討したい方は、一括見積もりサービスを利用するのもおすすめです。プロのコンシェルジュが予算に合わせてメーカーを絞り込んでくれるので、効率よく情報収集ができます。

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制度やサービスをうまく活用して、予算内で家づくりが実現できたら良いですね!