住友林業の家の保証内容とメンテナンス費用の目安とは?10年点検・60年保証の注意点も解説

家を建てたあとのメンテナンス費用はどれくらいかかるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

住友林業では、オーナーに「維持保全計画書」という冊子が渡されます。そこには、建てたあとの点検や修繕の予定と、おおよその費用が書かれています。

わが家の場合、建物と外構を合わせて総額8,700万円です。その維持にかかる費用は、年間で約29万円、60年間ではなんと1,728万円という見積もりになっていました。

かなり驚きましたが、この金額は住友林業の家の中でも高めの金額です。おそらく、あちこちにオプションを入れていることや、庭のメンテナンス費用が影響していると思います。

この記事ではそんなわが家の体験を交えながら、住友林業のメンテナンス費用の目安や、一般的な住宅との違い、そしてコストを抑えるための工夫について、わかりやすくお話ししていきます。

目次

住友林業の保証内容は?まずは押さえておきたい基本

家のイメージ

住友林業の家は、住まいのあらゆる場所に保証制度が設けられています。

対象部位保証期間
構造躯体・防水最長60年
不同沈下30年
防蟻10年
土間・床・壁・天井(仕上げ)2年
外壁5年〜10年
破風・軒天・樋などの屋根周り2年
給排水・給湯設備(水回り設備)2年〜10年
冷暖房・換気設備2年〜10年
建具2年〜10年
雑工事2年
樹木・芝生など1年
外構1〜2年

この中でも、とくに気になるのが「60年保証」「防蟻保証」「住宅設備の10年保証」ではないでしょうか。ここからは、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

住友林業でよく聞く「60年保証」の内容

画像引用元:住友林業公式サイト

住友林業を調べるとよく目にする「60年保証」とは、条件を満たすことで最長60年まで保証を延長できる仕組みのことです。

ただし、保証の範囲は構造躯体と防水のみとなります。

また、「60年保証」と聞くと、建てたあと自動的に60年間すべて保証されるように感じるかもしれません。しかし実際には初期保証30年に加えて、30年目以降に10年ごとに保証を延長していく仕組みです。

30年目に保証延長を希望する場合は、住友林業が必要と判断したメンテナンス工事を行い、あわせて耐久診断を受ける必要があります。つまり、保証を延長するには、有料メンテナンスが関係するということです。

健太郎

最初から何もしなくても60年間保証される、というわけではないのです。

ただし、外装材によっては最初から長い保証が設定されているケースもあります。たとえば、タイルや瓦屋根などの耐久性が高い素材は、保証期間も長めに設定されることがあります。

一方で、太陽光パネルと一体になっている瓦屋根は保証期間が30年になるなど、選ぶ仕様によって保証条件が変わることもあります。契約前や仕様決めの段階で、どの部分が何年保証になるのかを確認しておくと安心です。

シロアリ対策費用のタームガード回数が少ない

画像引用元:住友林業公式サイト

住友林業の防蟻保証は10年です。一般的な住宅では、シロアリ対策を5年ごとに行うケースが多いため、長期的に見ればお得ですね。

なぜ、10年に1回の対策で済むのでしょうか。その理由としてシロアリ対策として「タームガードシステム」が採用されていることが挙げられます。

これは新築時に薬剤注入用のパイプを埋設し、10年ごとに薬剤を注入することで、防蟻処理を続けていく方法です。薬の効果が長く保ちやすいだけでなく、住友林業ではべた基礎の下に防蟻防湿フィルムを施工したり、木部に薬剤処理を行ったりするなど、複数の方法でシロアリ対策を行っています。

健太郎

しっかり対策をしているので、保証期間10年という長期で設定できているのです。

なお、5年に1回の場合の防蟻処理と比べると、費用差は60年間で50〜75万円ほどの費用差が生まれます。

1回あたりの防蟻処理費用の目安:10万〜15万円

【10年に1回の場合】60年間で防蟻処置回数5回:10万〜15万円✕6回=総額50万〜75万円
【5年に1回の場合】60年間で防蟻処置回数10回:10万〜15万円✕10回=総額100万〜150万円

外装・構造部分の耐久性が高い

画像引用元:住友林業公式サイト

住友林業の家づくりでは、耐久性の高い素材が使われています。

たとえば外装材は、30年以上メンテナンスが不要なものが標準で使われることが多いです。また、建物の骨組みにあたる「構造躯体」には、75年の耐久性がある部材が採用されています。

健太郎

定期的に手をかけなくても、きれいな状態が長持ちすることも、住友林業の家の大きな魅力のひとつです!

住宅設備への10年保証は住友林業の強み!

もうひとつ安心なのが、キッチンやお風呂などの住宅設備に対しても10年間の保証があることです。10年の間での自然故障であれば、出張修理費や部品交換が何度でも無料になります!

一般的な住宅では、設備の保証期間は2年程度が多く、それを過ぎると修理代がすべて自己負担になるケースがほとんどです。

健太郎

この差も、積み重なると大きな違いになりますね。

ちなみに、設備とは以下に該当するものです。

  • キッチン関連
  • 洗面関連
  • トイレ関連
  • 浴室関連
  • 給湯設備
  • 冷暖房設備
  • 換気設備
  • 太陽光・蓄電池
  • インターホンやセンサーなど
  • 造作工事が伴わないLEDダウンライト

住友林業の保証で注意したいこと

住友林業の保証は手厚い内容ですが、保証期間内だからといって、すべての不具合が無料で直るわけではありません。

ここからは住友林業の保証内容の注意点を見ていきましょう。

「自然破損」が前提

住友林業の保証は、基本的に自然破損や自然故障が前提です。

たとえば、通常の使い方をしていたにもかかわらず設備が故障した場合や、乾燥によってクロスにひびが入った場合などは、保証対象になる可能性があります。

一方で、物をぶつけて傷がついた、異物を流して配管がつまったといったケースは、保証対象外になることがあります。

生活に支障のない部分は保証対象外

住友林業の保証では、生活に支障があるかどうかも判断材料になります。

見た目に少し気になる部分があっても、構造や使用上の問題がない場合は、保証対象外と判断される可能性があることは、頭に入れておいたほうが良いでしょう。

健太郎

とは言え、僕も壁紙(生活に関係ない部分)の補修は保証を活用できたので…どこまでが保証対象になるかは少し曖昧な部分でもあります。

他社にメンテナンスを依頼すると保証に影響することがある

住友林業以外の業者にメンテナンスを依頼すると、その後の保証に影響することがあります。

特に外壁や屋根、防水、構造に関わる部分は、施工方法や使用する材料によって建物の性能に影響する可能性があります。そのため、住友林業以外の業者が手を加えた部分については、保証対象外になるケースも考えられます

健太郎

安く済ませるつもりが、保証面で不利になることもあるので注意してください。

【わが家の場合】住友林業のメンテナンス費用の事例は?

住友林業ではオーナーに「維持保全計画書」という冊子を提供しています。

そこには、家を建てたあとに必要になるメンテナンスの内容と、おおよその時期が書かれています。

わが家の場合を見ていきましょう。

わが家は建物・外構費用を入れると8,700万円(土地代抜き)です。年間のメンテナンス代は28万8,000円、月に直すと2万4,000円となります。60年間だと1,728万円かかる計算です。

正直に言うと僕の家のメンテナンス費用は、他の住友林業オーナーさんの家よりも高めです…。

健太郎

おそらく家のほとんどにオプションを入れたことや、外構(とくに庭)のメンテナンス費用が大きいことが原因だと思います。

それでも長く大切に住んでいきたい家なので、必要なところにはきちんと手をかけていきたいと思っています。

一般的な住宅メーカーと住友林業|メンテナンス費用の差額

では、住友林業の平均的な家と一般的な住宅のメンテナンス費用の差額はどれくらいなのでしょうか?

  • 一般的な住宅のメンテナンス費用相場(60年間):1,200万円以上かかることも
  • 住友林業の家のメンテナンス費用相場(60年間):700万円前後

住宅産業協議会資料「長持ちさせる! 住まいと設備のメンテナンススケジュールガイド 60年版」と「みずほ不動産販売」の情報を参考にして算出したところ、一般的な住宅で60年の間にかかるメンテナンス費用相場は、1,200万円以上と考えられます。一方で、標準仕様をメインにして建てた住友林業の家は、700万円ほどで済みます。

初期費用は高いものの、長い目で見れば住友林業の家のほうがメンテナンスコストはかからないようです。

住友林業の家の10年・15年・20年点検の費用目安

住友林業のメンテナンス費用は、具体的にどれほどかかるのでしょうか。10年・15年・20年ごとのメンテナンス費用の目安を見ていきましょう。

点検時期主な費用項目費用目安総額目安
10年点検シロアリ対策10〜15万円30〜45万円前後
壁紙・床など内装20〜30万円前後
15年点検設備メンテナンス・交換50〜100万円130〜300万円前後
外壁・屋根・付帯部分約150万円
内装(10年で未実施分)30〜50万円前後
20年点検シロアリ対策10〜15万円30〜45万円前後
壁紙・床など内装20〜30万円前後

住友林業では10年点検までは設備保証が効くため、最初のメンテナンス費用は比較的負担は小さめです。

家を建ててから15年経過したら、一般的には内装や細かいメンテナンスのほかに外壁や屋根などの大規模なメンテナンスを行うタイミングになります。

しかし住友林業の外壁材は、通常の住宅の3倍ほど耐久性が高く、長持ちすると言われているため、必ずしも修繕が必要とは限りません。家の外観や内装の気になる部分だけの補修でも、問題ないでしょう。

20年点検では、再びシロアリ対策が必要になります。

このように住友林業の家が20年の間に必ず行ったほうが良いメンテナンスは、「シロアリ対策」程度です。

気になる内装・設備・外壁などは住友林業では高水準のものが標準仕様で採用されているため、一般的な住宅に比べて劣化速度は遅いと言えます。

健太郎

そのため「メンテナンスは必要に応じてでOK」というレベル!

20年後にこれまでのメンテナンス費用を振り返ったとき「住友林業で建てておいて良かったね」ときっと言えるはずです。

わが家が活用した住友林業の保証内容

住友林業の家にはいろいろな保証がついていますが、実際にわが家で使ったのは「クロスのひび割れ」と「植栽の保証」でした。

まず、クロス(壁紙)のひび割れには保証期間が2年設けられています。

最初の冬を迎えると、乾燥の影響でどうしても壁紙に細かなかなひびが入りやすくなります。わが家も例にもれず、春を迎えるころには気になるところが何か所か出てきたので、保証内でしっかりと直してもらえました。

健太郎

これから家づくりをする人も、冬を越えたタイミングで一度壁紙の補修を検討したほうが良いでしょう。

もうひとつの植栽に関しては、1年間の保証がついています。

土との相性が合わないと木は意外と簡単に枯れてしまうこともあります。我が家でも、4本のうち2本が枯れてしまい、保証で交換してもらいました。

ちなみに、枯れた木を新しく植え直すとそこからさらに1年間の保証がつきます。木の種類にもよりますが、処分費や植え替え費用をあわせると1本あたり7万円以上になることもあるので、この保証はありがたかったです。

ただし、植栽を家づくりの際に依頼しておらず、住友林業とまったく関係のない会社にお願いした場合は保証が適用されませんので、注意してください。

住友林業に依頼する「実費のメンテナンス費用」は高い?一般住宅との比較

保証があっても、すべてのメンテナンスが無料になるわけではありません。保証内容から外れてしまうメンテナンスが必要になった場合は、実費で修繕が必要となります。

たとえば外壁塗装で保証外のメンテナンスが必要になった場合、住友林業に依頼すると、40坪の家で250万〜350万円ほどかかることがあります。一般的な相場は80万〜150万円ほどなので、金額だけ見ると高く感じますよね。

しかし住友林業は職人の技術が高く、施工の品質も安定しています。使用する材料もきちんと選ばれていて、仕上がりの美しさや持ちも良いとされています。

また、他の業者に頼むともしものときに保証が使えなくなることもあるので注意が必要です。

住友林業のメンテナンス費用に不安を感じる方は、他のメーカーも比較検討してみよう!家づくりの選択肢は住友林業だけではありません。他メーカーと比較することで、不安や心配ごとを解消できるきっかけとなることもあります。

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健太郎

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家づくりはやることがたくさんあります。将来のメンテナンス費用がどれくらいになるのかも含めて、自分たちにベストだと思える選択肢を、なるべく最短で選びましょう!

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住友林業の保証を活かしメンテナンス費用を抑えるためにできること

長く安心して住むためには、定期的なメンテナンスは欠かせません。でも、できることなら無駄な出費は避けたいですよね。

ここでは僕自身が意識している「メンテナンス費用を抑えるコツ」をご紹介します。

無駄な工事を避ける

業者から提案されると、「やったほうがいいのかな」と迷ってしまうこともあると思います。しかしすべてを受け入れる必要はありません。

本当に必要な工事かどうかを、自分でも一度考えてみることが大切です。

事前に家の状態をよく把握しておけば、余計な工事を避けることができ、結果的に費用を抑えることにつながります。

長持ちする外壁や屋根材を選ぶ

建てるときに少し初期費用が高くなっても、長くもつ素材を選ぶと将来のメンテナンス費用がぐっと減らせます。

たとえばタイルの外壁はあらかじめ60年保証がついています。導入費用は高額ですが、メンテナンスの負担を抑えられるため、トータルで見るとコストの軽減につながる素材です。

屋根材も、耐久性の高いものを選んでおくと安心ですね。

まとめ|住友林業の家は保証を活用することでメンテナンス費用を抑えられる

住友林業の家は、最初にかかる費用こそ高めですが、長く暮らすほどにメンテナンスの負担を軽くしてくれる仕組みが整っています。

定期点検の長さや、設備・外装の高い耐久性、充実した保証制度などの積み重ねが、将来的な費用の削減につながっているのだと思います。

健太郎

もちろん、わが家のようにオプションを多く取り入れた場合は、維持費もそれなりにかかってきます。

しかし大切な住まいを長く快適に保つためには、必要なところにしっかり手をかけていくこともまた、安心につながると感じています。

住友林業のメンテナンス費用が気になる方の参考になればうれしいです。


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健太郎

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